尾道ラーメン誕生紀

今では全国の皆様に愛されている「尾道ラーメン」は、いわば意地と執念の産物です。
ラーメンを本業としない珍味屋が大胆にも挑戦したきっかけは、ある取り引き先の会社の社長の一言、
「いくら味にうるさい阿藻(あも)さんでも尾道ラーメンのあの味はつくれないでようね?」
その言葉がこだわりの珍味屋のプライドに火をつけました。
尾道ラーメンの決め手は魚のだし。珍味屋としてはラーメン屋には負けられない。
ラーメンの三大要素はスープ、麺、そしてタレ、中でも決め手はスープです。
私たちの狙いは「コクのあるあっさり味」。
どこにも負けないという意地と根っからの凝り性がアダとなって苦労の日々が続きました。
だしの原料となる小魚も、ああでもないこうでもないとさまざまな魚を試し、
結局たどり着いたのが、真いわしの子「平子いわし」。
魚臭くなく適度に脂がのっていて「あっさりなのにコクのある」うま味たっぷりの極上スープが完成しました。

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